自動車の不具合の申告は、ここ4年間に3倍以上増えましたが、メーカーによるリコールの件数はむしろ減っていることがわかりました。
国土交通部によりますと、運転者による自動車の不具合情報の申告は、2010年に1850件でしたが、2011年は3803件、2012年は4278件、2013年は6618件となり、ここ4年間で3倍以上増えました。
その反面、メーカーによるリコールの件数は、2010年に19件だったのが、2013年には16件と、むしろ減少しています。
さらに、ここ5年間の統計を見ますと、自動車の不具合情報の申告は合わせて1万9423件でしたが、このうち実際にリコールされた件数は、全体の0.3%にあたる60件に過ぎなかったということです。
これについて専門家は、｢自動車の不具合は運転者の命に関わる重大な問題であるため、リコールに対する政府の基準をより厳しくする必要がある｣と指摘しています。