家電業界では、中国と台湾の連携で、韓国企業が中国市場で苦戦しています。
このうち、9インチ以上の液晶パネルの出荷量を見ますと、今年8月、台湾の群創光電のシェアが23.1%だったのに対して、韓国の三星ディスプレーは21.3%にとどまり、1位の座を奪われました。
1年前には、韓国の三星ディスプレーが23.9%で1位、2位は同じく韓国のLGディスプレーで22.9%で、台湾の群創光電は16.3%で3位でしたが、台湾の群創光電が急速にシェアを伸ばしています。
群創光電は本社は台湾ですが、生産拠点は主に中国です。
また、今年第2四半期に韓国の三星電子を抑えて、中国市場でスマートフォーンのシェア1位となった中国の新興スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)は、台湾から主に部品を調達しています。
小米科技は、2013年には出荷台数を1870万台と前の年の2.6倍にまで増やし、今年も倍増の目標を掲げていて、三星電子やLG電子など、韓国企業を脅かしています。