1か月以上、公の場に姿を見せていない北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記について、北韓と中国の事情に詳しい消息筋は9日、軍事演習を視察した際、足に全治3か月のけがをし治療を受けているものの、引き続き北韓を完全掌握していると述べました。
イギリスのロイター通信が10日伝えたもので、この消息筋は、金正恩第1書記が8月末か9月初め頃に行われた軍事演習に自らも参加し、地面を這ったり回転したりした際にじん帯を痛め、全治3か月の治療を受けているものの、引き続き北韓を完全掌握していると話しています。
金正恩第1書記は、1か月以上、動静が伝えられていないうえ、10日の朝鮮労働党創建記念行事にも出席しておらず、健康異常説、クーデター説などさまざま憶測を呼んでいました。