三星電子は12日、60GHzの超高周波を利用した新しいWi-Fi技術を開発したと発表しました。
この技術は、一般的には使用されていない60GHzの超高周波帯域を利用するもので、他の周波数帯の干渉をほとんど受けず、1秒に575MBのデータを電送できます。
今のところ最新のスマートフォンに適用されている無線LANは、1秒に108MBのデータを電送できますが、三星電子が開発した新たなWi-Fi技術は1秒に5倍以上の容量を電送でき、高画質の映像をスマートフォンからテレビにリアルタイムで電送して鑑賞することができます。
業界では、来年から60GHzのWi-Fi規格が新たに導入されるものと見て、スマートフォンをはじめとする各種の通信機器への適用を準備しています。