釜山(プサン)では、今月20日から電気通信についての国連の専門機関である国際電気通信連合の第19回全権委員会議が開かれますが、エボラ出血熱の対策が急がれています。
会議は、今月20日から3週間にわたって開かれ、193か国から3000人あまりの代表が参加することになっていますが、大規模な国際会議であるだけに、西アフリカで感染が広がっているエボラ出血熱についての対策が、もっとも重要な課題となっています。
韓国政府は、感染を防ぐために、管理対象国としているシエラレオネ、ギニア、リベリアからの参加者に対して、外交ルートを通じて非公式に参加の自制を求めました。それでも参加した人に対しては、入国の際に体温測定や問診など、特別検疫を行うとともに、入国から出国まで追跡管理をすることにしています。
また会場に赤外線サーモセンサーを設置し、チェックを徹底するほか、感染者が見つかった場合を想定した対策も講じることにしています。