韓国の脱北者団体が、北韓の政治犯収容所に収監されているとみられる家族40人の生死確認を求める請願書を国連に新たに提出する方針です。
脱北者団体のNKウォッチは14日、ソウルのプレスセンターで記者会見し、「北韓の政治犯収容所に強制的に拘禁されている脱北者の家族40人の生死の確認を求める請願を、15日に国連の『強制的・非自発的失踪に関する作業部会』に書面で提出する予定だ」と明らかにしました。
請願書が受け入れられた場合、国連の作業部会は北韓に対して答弁を求めることができ、北韓は60日以内に答弁しなければなりません。
国内の北韓人権団体が国連に提出した請願は、これまでにおよそ60件に上りますが、北韓はそれらに対して、具体的な説明をしないまま病気で死亡したと答弁したり、「謀略」だと反発したりしています。