およそ7年ぶりとなる南北将官級の軍事会談が15日午前10時から、板門店で非公開で開かれ、協議の結果に関心が集まっています。
この会談について、政府は肯定も否定もしていませんが、与党筋によりますと、会談は午前10時から始まり、韓国から国防部国防政策室長が、北韓からは人民軍偵察総局長がそれぞれ首席代表として参加し、北韓側の要望によって非公開で行われているということです。
今月7日には北韓の警備艇が海上の軍事境界線を越えて韓国側の海域に侵入し、韓国海軍との間で銃撃戦が発生し、また、10日には韓国の民間団体が飛ばした北韓を非難するビラに向けて北韓軍が銃撃を加え、韓国軍が対応射撃するなどしています。
今回の会談では、こうした軍事的緊張の緩和について話し合うものとみられます。
政府筋は、どちらが会談を先に提案したのかについては明らかにしませんでしたが、北韓を非難するビラの散布と関連して、北韓が先に会談を提案したものと伝えられています。
将官級軍事会談は2007年12月以来、ほぼ7年ぶりとなります。
一方、韓国政府は13日に2回目の南北高官級協議の日程を北韓側に通知していて、北韓の出方に関心が寄せられています。