死者・行方不明者304人を出した旅客船「セウォル号」の沈没事故から16日でちょうど半年となりました。
依然10人が行方不明で、現在も船内の捜索が続いています。
家族の待機場所となっている近くの体育館やペンモク港には、およそ40人が行方不明者の発見を待ち続けています。
7月18日を最後に新たな発見はありませんが、家族らは全員が見つかるまで捜索を続けるよう求めています。
セウォル号は、左に傾いて海底に完全に沈んでいる状態です。
事故海域では、台風19号の影響で、9日以来、捜索が中断していましたが、15日に再開され、これまで接近できなかった4階の船尾の左舷区域を集中的に捜索しています。
事故海域は、秋と冬にかけて波が荒くなることから、来年春までは、捜索作業が難航するものとみられています。