急激な高齢化によって国民健康保険財政が悪化しており、2060年には財政赤字が132兆ウォンに上るという見通しを、国民健康保険公団が示しました。
それによりますと国民健康保険の赤字は、2020年には6兆3000億ウォン、2040年には64兆5000億ウォン、2060年には132兆ウォンに上るものとみられるということです。
また診療費に高齢者の患者が占める割合は、2008年に初めて30%を超えて以来、毎年増加していて、去年2013年は35.5%になりましたが、2020年には45%に達するものとみられています。
これについて国民健康保険公団は、「高齢者は高血圧や腎臓疾患など、慢性的で継続的な治療が必要な病気を患っている場合が多いため、今後も国民健康保険の財政悪化は続くものとみられる」と説明しています。