高血圧の発症率が、経済力や社会的な地位などによって異なることがわかりました。
国立保健研究院が全国の40歳から69歳までの男女5000人を対象に調査したところによりますと、一か月の収入が100万ウォン未満のグループは、一か月の収入が400万ウォン以上のグループに比べて、高血圧の発症率が、男性は1.7倍、女性は2.3倍高かったということです。
また小さいときに小学校で6年間の教育だけを受けたグループは、小学校から高校まで12年間の教育を受けたグループに比べて、高血圧の発症率が1.3倍高いということです。
これについて国立保健研究院は、「高血圧の発症率は、年齢や家族歴、体重などによって変わるとされているが、それだけでは高血圧の原因の説明が不十分だ。最近は、所得や学歴など、経済力や社会的地位と高血圧の発症との関係の研究が増えている」と説明しています。