ソウル郊外の京畿道城南市で開かれた野外ライブの会場で、通気口のフタが落下して27人が死傷した事故で、警察は19日、イベントを主催した城南市やイベントを主管したイーデイリーを家宅捜索するなど、安全措置に問題がなかったかを捜査しています。
警察は、施設の管理者や施工した会社の関係者についても出頭を求め、安全管理や工事の際に落ち度はなかったかなどについても調べることにしています。
この事故では、会場の地下駐車場の通気口のフタが落下して、上にいた観客が転落し、16人が死亡、11人がけがを負いました。
一方、ソウル市はこの事故を受けて、地下鉄1~9号線の2400余りの通気口について、安全点検を進めることにしました。
建築物の設備などに関する規則は、通気口は道路から2メートル以上離れた所に設置するよう定めていますが、ソウル市によりますと、120センチ未満の通気口が774個、30センチ未満の通気口が199個あるということです。