北韓に家族や親戚を残したまま、アメリカに移民した韓国系アメリカ人2人がそれぞれの家族と再会するため、北韓を訪れていることがわかりました。
アメリカ政府系放送のボイス・オブ・アメリカが21日、報じたところによりますと、アメリカ・サンフランシスコに住む韓国系アメリカ人2人は、それぞれの離れ離れになっている家族と再会するために18日、北韓平壌(ピョンヤン)を訪れたということです。
今回の訪問は、サンフランシスコにある北韓を故郷とする韓国系アメリカ人の集い「北部カリフォルニアの以北5道民連合会」が北韓当局と直接接触して実現しました。
2人は、今月25日まで、2泊3日の日程で、平壌市内のホテルに宿泊しながら、それぞれの家族と再会するほか、亡くなった兄弟の遺骨をアメリカに持ち帰れるよう北韓当局に求める計画です。
これに先立ってことし5月にも、別の韓国系アメリカ人が北韓当局の許可を得て、平壌を訪れ、亡くなった兄弟の遺骨の一部をアメリカに持ち帰っています。