メニューへ 本文へ
Go Top

経済

5万ウォン札の回収率の低下 地下経済に悪用の可能性

Write: 2014-10-21 14:44:32Update: 2014-10-21 14:44:32

5万ウォン札の回収率の低下 地下経済に悪用の可能性

5万ウォン札の回収率が10%台に落ち込んでいるほか、高額の商品券の発行が急激に増えていることから、賄賂の授受や秘密資金の管理などの地下経済に悪用されている可能性があるのではなかという指摘が出ています。
韓国銀行によりますと、5万ウォン札の7月から9月までの第3四半期の回収率は19.9%と、初めて10%台に落ち込みました。
5万ウォン札の回収率は、おととし第4四半期におよそ87%にまでになりましたが、その後下がり続けています。
その背景として、企業や個人が現金を保有しようとする傾向が強まっていることが挙げられていますが、脱税など違法な経済活動に使われている恐れもあり、地下経済の「地上化」を掲げている朴槿恵(パク・クネ)政権発足後、回収率が落ち続けていることから、朴政権の政策に問題があるのではないかという指摘も出ています。
一方、デパートなどの高額の商品券の発行も急激に増えていて、30万ウォンと50万ウォンの商品券の発行枚数は去年、おととしの2倍以上に増えました。
これは、商品券の発行前の登録を義務付けるなどの規制が1999年に廃止されて以来、商品券が現金と同じように使われていることから、賄賂の授受や横領、秘密資金の管理などに悪用されている可能性があるとされています。
金融専門家は、「外国では、商品券やプリペイドカードなど現金の代わりに使われる決済手段について、マネーロンダリングを防止するための規制が強化されている。韓国も高額の商品券についての規制を設ける必要がある」と指摘しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >