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社会

長崎で被爆の柿の木 韓国で初の実り

Write: 2014-10-23 09:08:15Update: 2014-10-23 10:14:22

長崎で被爆した柿の木の「2世」として2002年に韓国に植えられた柿の木が初めて実を結びました。
これは、長崎で被爆した柿の木が樹木医の手当てを受けてよみがえり、その実から2世の苗木が生まれたことを知った世界的な現代美術家の宮島達男さんが、平和に対する思いを世界の子どもたちに広げたいと苗木を世界各地に植樹する運動を20年前にスタートしたもので、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」と呼ばれています。
現在、22か国に240本あまりの柿の木が植えられています。
韓国には2000年4月に在日実業家のハ・ジョンウンさんによって光州(クァンジュ)市立美術館に植樹されましたが、反日感情から抜き去られたため植樹をやり直し、3回目に非公開の場所に植樹した木が初めて実を結びました。
ハさんは、「韓日関係が冷え込んでいるなか、苦労して育てた木が実を結び感激している。柿の木が育つように、両国が不幸な歴史を振り返り、新たな希望を抱くことができればと思う」と話しています。

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