アメリカのウーバーテクノロジーズが23日、ソウルでタクシー配車サービス「ウーバータクシー」を開始しました。
ウーバーは、まずソウルでタクシーを運行する個人事業者と個別に契約してウーバータクシーを運営し、次第に提携対象を拡大する方針です。
ウーバーに登録された運転手は、ウーバーが提供するモバイル機器や個人所有のスマート機器に配車アプリ「ウーバー」をダウンロードし、配車を依頼した人を迎えに行きます。
ウーバーはサービス向上のため、運転手に1件あたり2000ウォンの燃料補助金を支給し、乗客に対してはコール手数料を免除することにしています。
携帯端末向け配車アプリを手掛けるウーバーは、去年8月に韓国に進出して、ソウルでリムジンを配車する「ウーバーブラック」、車をシェアリングする「ウーバーエックス」を始めましたが、法律に違反するのではないかという議論が巻き起っていました。
ウーバーの関係者は「ウーバータクシーは運転手との正式な契約に基づいているため法律上の問題はない」と説明しており、ソウル市もウーバータクシーは基本的に守るべき料金政策に従っていることから、制裁対象ではないという見解を示しました。