韓国の鉄鋼最大手ポスコのことし第3四半期の営業利益が大幅に改善し、前の年より38.9%増えました。
ポスコが23日に発表した7月から9月まで第3四半期の連結決算は、売上高が16兆2700億ウォン、営業利益が8790億ウォンでした。
これは去年の同じ時期に比べて売上高は7.4%、営業利益は38.9%増えました。
ポスコは業績が改善した背景として、鉄鋼事業で収益性が高い製品の販売が増えたことや、エネルギー事業の収益が向上したことなどを挙げています。ポスコは第3四半期に、自動車の需要が増えている海外市場を中心に、付加価値が高い鋼板の販売に力を入れたほか、顧客企業が必要とする高級鋼材の開発から生産までを担うソリューションのマーケティングを展開しました。
また、エネルギー事業では、子会社の大宇インターナショナルが手掛けるミャンマーのガス田の増産により、営業利益が前期に比べて20%増えたほか、ポスコエナジーも発電量の拡大で営業利益が138%増えました。