北韓の映画が初めて韓国の映画館で公開されます。
統一部によりますと、25日から31日まで、ソウルなど全国7か所の映画館で開かれる「南北映画上映展」で、北韓で93年に作られた映画「姉妹たち」を公開します。
この映画は、靴修理工という自分の職業にプライドを持っている女性が、ロボット研究員の恋人が靴修理という職業を否定するような態度を取ったために一旦は衝突しますが、恋人の親が職業に差別はないと諭して結婚に至るというストーリーで、資本主義を批判し、社会主義を称える内容となっています。
韓国では、海外合作の形で作られた北韓映画が公開されたことはありますが、純粋な北韓製作のものが公開されるのは今回が初めてです。
統一部の関係者は、「韓国国民が北韓の映画などに触れ、自然に南北統一について考える契機になるだろう」と話しています。