うつ病を患っている人の57%は、40歳以上の女性であることがわかりました。
健康保険審査評価院によりますと、去年1年間にうつ病で治療を受けた人は66万5000人で、このうち57%にあたる38万3870人は40歳以上の女性だったということです。
これについて健康保険審査評価院は、「40歳以上の女性の場合、子育てを離れたことによる心理的虚無感。また閉経など体の変化でうつ病になるケースが多い」と指摘しています。
一方、うつ病を患っている人は、2009年には55万6000人でしたが、毎年平均で4.6%ずつ増えており、ここ5年間で19.6%増えました。
健康保険審査評価院は「うつ病は専門機関での相談や薬物治療を受けることで適切に対応できるので、一人で悩まずに積極的に治療を受けながら、精神的に余裕を持つ生活をする必要がある」と説明しています。