アメリカのFRBによる金利引き上げが実施される場合、韓国経済が最も大きな打撃を受けるとの分析が出ました。
IMF=国際通貨基金は25日に発表した「アジア・太平洋地域経済展望」で、アメリカのFRBによる金利引き上げが実施される場合、アメリカの市場金利が急上昇し、その影響で韓国のGDP伸び率は0.98ポイント下落するとしています。
IMFは、日本のGDP伸び率は0.86ポイント、ASEAN=東南アジア諸国連合の伸び率は0.85ポイント、中国の伸び率は0.79ポイント、インドの伸び率は0.15ポイント下落するとしていて、韓国の下落幅が最も大きくなっています。
ただ、IMFは、韓国は財政政策や通貨政策による対応が十分可能な状態なので、適切に対応すれば打撃を最小限に抑えることができるだろうとしています。
一方、民間シンクタンクからは、アメリカの金利引き上げが実施される場合、韓国としては為替政策と金利政策を組み合わせた対応が必要になるだろうとしています。