韓国人の4人に1人は、現金10億ウォンを渡されたら違法行為もできると考えていることが研究院の調査でわかり、不正腐敗についての意識が低いとする見方が出ています。
現代経済研究院が成人の男女800人あまりを対象に電話調査を行って、結果を27日に公表したところによりますと、「誰かから現金10億ウォンを渡されたら、ある程度の違法行為はできる」と答えた人が、ほぼ4人に1人にあたる23%に上ったということです。
年齢別では、20代が29%ともっとも高く、30代は20%、40代は24%、50代は22%でした。
また「規則を厳しく守る人を見ると、硬すぎると思う」と答えた人は43%に上りました。
さらに盗まれた自転車を探して持ち主に届けた警察官が、お礼にドリンクを受け取ったことについて、「ドリンクくらいは受け取ってもよい」と答えた人は96%でした。
現代経済研究院は、「フィンランドではお礼にドリンクを受け取った警察官が問題となり罰金を支払ったこともある。韓国人の不正腐敗についての意識は先進国に比べて低いことを表している」と話しています。