韓国の家計貯蓄率は低下傾向にあり、OECD=経済協力開発機構の平均を大幅に下回っています。
韓国銀行が28日に発表した去年の家計貯蓄率は4.5%で、前の年に比べて1.1ポイント上昇したものの、2001年以降は貯蓄率が5%を超えたのは2004年と2005年だけで、全般に低下傾向が続いています。
これは、所得の伸び率が鈍る一方、家計負債の急増に伴って金利の負担が増え、貯蓄できる余力が減ったためと分析されます。
2011年を基準にした韓国の家計貯蓄率は3.4%で、OECD=経済協力開発機構の加盟国平均の5.3%を大幅に下回り、貯蓄率が低いアメリカよりも低くなっています。