韓国の金融大手、ハナ金融グループの系列会社であるハナ銀行と外換銀行が29日、合併契約を締結しました。
ハナ銀行と外換銀行は29日、それぞれ取締役会を開いて合併を議決し、続いて開かれたハナ金融持株の取締役会で、合併契約を結びました。
合併後に存続する法人は、外換銀行にするとしていますが、合併後の銀行名は、今後、統合推進委員会を開いて決めることにしています。
両銀行の取締役会は、「低成長の中、銀行の収益性の悪化が予想されており、グループの持続的な発展のためには、合併が最善の選択」としています。
ハナ金融グループは、近く、金融当局に合併の承認を申請することにしています。
ただ、ハナ金融グループは、2012年にアメリカ・ファンドから外換銀行を買収した際に、労使の間で、向こう5年間は独立経営を続けるとの協約を結んでいたこともあって、外換銀行の労働組合は、早期合併に反対しており、難航する可能性も出ています。
両銀行が合併されれば、預金残高は165兆ウォンとなり、国民銀行とウリ銀行に次ぐ3位となります。