北韓が、エボラ出血熱の水際対策を理由に北韓に入国する外国人を21日間隔離収容する方針を打ち出したことを受けて、EUの対外機関であるEEAS=欧州対外行動庁は、来週予定していた北韓訪問を延期しました。
欧州対外行動庁の報道担当者は31日、EU=ヨーロッパ連合と北韓との政治対話を目指す欧州対外行動庁の訪問団が、来週予定していた北韓訪問を延期し、訪問日程を改めて調整する方針を明らかにしました。
北韓当局は、先月29日、平壌(ピョンヤン)駐在の外国公館に公文を送り、北韓に入国する全ての外国人を出身国にかかわらず、政府指定のホテルで医療関係者の監視の下、21日間隔離する方針を発表しました。
北韓ではこれまでのところ、エボラ出血熱への感染が疑われる患者は報告されていません。