ロックミュージシャンのシン・ヘチョルさん(46)が、腸狭窄の手術で心肺停止となり、そのあと腹膜炎と敗血症による脳損傷で死亡したことについて、警察は1日、手術を行ったソウル市ソンパ区のスカイ病院を家宅捜索し、診療内容を詳しく調べています。
シン・ヘチョルさんは、今月17日にソンパ区のスカイ病院で腸狭窄の手術を受けましたが、痛みが続いたため入退院を繰り返していたところ、22日に病室で突然心肺停止となり蘇生術を受けました。その後、近くのソウル・アサン病院に搬送されて再び手術を受けましたが、意識が戻らないまま46歳の若さで息を引き取りました。
遺族は31日、腸狭窄の手術をしたスカイ病院の男性医師を業務上過失致死の疑いで警察に告訴し、これを受けて国立科学捜査研究院が来週初めにも遺体を解剖して詳しい死因を調べることにしています。
警察は、押収した病院の診療記録から、病院側に落ち度がなかったかどうかについて調べることにしています。