韓国の企業で、理事などの役員ポストに昇進できる人は、新入社員1000人のうちわずか7人であることがわかりました。
韓国経営者総協会が、全国の219社を対象に調査したところによりますと、新入社員から部長まで昇進する人の割合は全体の2.4%、さらに高いポストの役員レベルまで昇進する人の割合は0.74%でした。
これを新入社員1000人に換算しますと、部長まで昇進できる人は24人、役員ポストにまで昇進できる人はおよそ7人となります。
また、現在の昇進率が維持されることを前提に、昇進にかかる期間を推算したところ、新入社員が部長に昇進するまでの期間は17.9年、役員ポストに昇進するまでの期間は22年でした。
これについて関係者は、「最近は高齢化などの影響を受けて引退する年齢も高くなっており、昇進にかかる期間も長くなりつつある」と説明しています。