韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は、アジア地域の金融統合をさらに発展させるべきだと述べました。
李柱烈総裁は、韓国銀行とIMF=国際通貨基金が3日に共同開催した学術会議で、アジア地域の金融市場と為替市場の変動性が拡大している中で、域内の金融部門の結びつきを強め、域内金融統合を進める必要があると強調しました。
そのために、二国間または多国間の協定を通じて、域内の金融システムの安定を図っていく必要があると指摘し、韓国が中国やインドネシア、オーストラリアなどと通貨スワップ協定を締結しているのも、そうした努力の一環だとしました。
さらに、域内金融統合は、アジア各国の成長潜在力を強化するだけでなく、リスクを分担することで危機の際の対応力を高め、投資に必要な財源をより容易に調達できる効果も期待できると指摘しました。
一方、日本銀行がさらなる量的緩和政策を進めることを決めたことについて、韓国の金融市場に及ぼす影響を綿密に分析しているとしました。