韓国と中国は、年内に漁業指導船による共同巡視活動を始めることで合意しました。
海洋水産部が3日に明らかにしたところによりますと、韓国と中国はこのほど、年内に排他的経済水域が重なる暫定措置水域で、漁業指導船による共同巡視活動を始めることで合意したということです。
韓国と中国は、韓国の排他的経済水域での中国漁船の違法操業が相次いでいることを受けて、去年6月の首脳会談で、漁業指導船の共同巡視活動を進めることで合意していました。
当初は先月15日から共同巡視を始める予定でしたが、先月初めに韓国海洋警察が違法操業中の中国漁船を取り締まる過程で、中国漁船の船長が死亡する事故が発生し、中国側が延期を伝えてきていました。
海洋水産部の関係者によりますと、双方は偶発的な事故が両国関係に悪影響を及ぼすのは望ましくないとの見解で一致し、共同巡視活動を始めることにしたということです。