10日午前、北韓軍兵士十数人が韓国北西部の京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市の軍事境界線付近に近づいてきましたが、韓国軍の警告射撃を受けて午後1時過ぎに引き返しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、10日午前9時40分頃、北韓軍兵士十数人が板門店の共同警備区域付近の軍事境界線に近づいてきたため、韓国軍が警告放送の後、20発あまりの警告射撃を行ったということです。
これに対して北韓側は一切応射せず、午後1時頃、引き返して行ったということです。
韓国では、北韓による全面戦争に備えた毎年恒例の護国訓練が、陸海空軍や海兵隊など33万人あまりが参加して10日から始まり、一部訓練は韓米合同で行われることになっています。