イスラム教徒のムスリムの観光客が増えていて、業界が誘致に力を入れています。
去年韓国を訪れたムスリムの観光客は49万9600人余りで、2010年に比べて83%も増え、今年はすでに56万人に迫っています。
ムスリムの観光客を国別に見ますと、今のところマレーシアとインドネシアが大部分を占めていて、業界は今後、中東のアラブ首長国連邦、サウジアラビア、クウェートなどからの観光客誘致にも力を入れていくことにしています。
ムスリムの観光客は、数では中国や日本の観光客に大きく及びませんが、韓国での１人あたりの支出は中国人観光客を上回っています。
こうした傾向を受けて、ホテルや外食業界では、ムスリムのためのメニューを別途準備するなど、ムスリム向けのサービスを強化しています。