北韓の無人機について、性能の低さと値段の安さが、韓国にとっては脅威になり得るとの見方が示されました。
アメリカの外交専門誌「フォーリンポリシー」は、12日付けの記事の中で、北韓の無人機は、性能は極めて低いものの、安い値段で製造できるため、北韓は無人機を大量に飛ばす方法で、戦術的効果を図ることができるとしています。
また、「フォーリンポリシー」は、これまで韓国で見つかっている北韓の無人機を分析した結果、最高速度は時速120キロ程度、搭載可能な重量は3キロに過ぎないと指摘したうえで、「北韓の無人機は、軍用レーダーでは鳥の群れと誤認するほど小さく、もし北韓が無人機数百台を一度に飛ばしてくれば、十分、潜在的な脅威になり得る」としています。
また「フォーリンポリシー」は、空軍戦力が弱い北韓が、比較的安い中国製無人機で空軍を再編成する可能性があるとの見方を示しました。