ESA=ヨーロッパ宇宙機関が2004年に打ち上げた無人の探査機「ロゼッタ」が世界で初めてすい星への着陸に成功したなか、2020年に月探査を目指している韓国の探査機の開発にも拍車がかかりそうです。
韓国は、月探査計画の第1段階として、2017年までに月軌道を周回する試験用の機械船を開発する予定で、この機械船を「ロゼッタ」プロジェクトに参加しているアメリカのNASA=航空宇宙局と共同で設計し、宇宙での通信技術や着陸技術などを習得する考えです。
その後第2段階として2018年までに、機械船と着陸機を独自開発し、2020年に月に打ち上げるという計画です。
月の重力は、地球の6分の1ではあるものの、すい星よりはるかに大きいため、相対的に着陸しやすく、10年前に開発されたロゼッタに比べて、人工衛星、ロボット技術などが進んでいるため成功の可能性は高いと見込まれています。
月探査に向けて、韓国は、韓国航空宇宙研究院を中心に15の政府系研究機関でつくる「月探査協力協議会」で、31の融合研究プロジェクトを進めていて、第1段階には、およそ2000億、第2段階には4800億ウォンの予算が投じられる見通しです。