持続可能な世界経済の成長を目指すG20サミットが、15日からオーストラリアのブリスベンで始まりました。
今回のG20サミットには、アメリカのオバマ大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領ら主要20か国の首脳が参加して、15、16の2日間、「世界経済の成長強化」と「雇用促進」を主なテーマに議論を交わすことにしています。
サミットは、Ｇ20全体の国内総生産を2018年までに2％底上げするための具体策について、各国がそれぞれの成長戦略を示すことになっていて、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は、「経済革新3か年計画」について説明する予定です。
「経済革新3か年計画」は、「基礎が頑丈な経済」、「ダイナミックな革新が行われる経済」、「内需と輸出のバランスが取れた経済」の3つの戦略を柱に据え、2017年の潜在成長率を4％台にまで引き上げ、雇用率を70％に引き上げるほか、1人あたり国民所得の4万ドル達成を目指すというものです。