韓国では、消費者の好みの変化に合わせて、アルコール度数をさらに低くした焼酎の販売競争が激しくなっています。
業界1位のハイト真露は、9か月前に18.5度にアルコール度数を下げたばかりですが、再び17.8度に下げた焼酎を来週から発売します。2位のロッテ酒類も17度半ばの焼酎を近く発売する予定です。
焼酎のアルコール度数は、韓国戦争前までは35度だったものが、その後次第に下がり、25度が一般的でした。しかし1998年に25度以下の焼酎が発売され、初めてマイルドな焼酎の販売競争に火が付きました。
その後もアルコール度数は下がり続け、2007年には19度の焼酎が発売され、いまはほとんどが18度台となっています。
これは、健康を気にする消費者が増えているのに加えて、マイルドな焼酎を好む消費者、なかでも若い女性をターゲットにしたメーカの売り込みがあいまったためとみられます。