ソウル市の大気中の粒子状物質と二酸化窒素の濃度が増加したことが分かりました。
ソウル市が19日に議会に提出した資料によりますと、今年1~9月までソウル市の粒子状物質PM-10の濃度は、1立方メートルあたり48μg(マイクログラム)でした。
環境基準の50μgは超えませんでしたが、2012年41μg、2013年45μgと増え続けています。
また、二酸化窒素は、2012年0.03ppm、2013年0.033ppm、今年は0.032ppmと、基準値の0.03ppmを上回っています。
オゾンは、基準値の0.006ppm以下を維持していますが、2012年0.005ppm、2013年と今年は0.006ppmで、増加する傾向にあります。
ソウル市は、粒子状物質は2007年の61μgから2012年には41μgまで改善されたが、去年と今年は中国大陸などからの流入量が増え、再び増えたとしています。
ソウル市は、国内の大気汚染物質の排出を減らす努力を進める一方で、中国と協力して、大気汚染物質の流入を減らすことに力を入れたいとしています。