韓国水力原子力は21日、韓国南東部慶尚北道蔚珍郡との間で、原子力発電所建設に伴う事業合意書に署名しました。
蔚珍郡のハヌル原子力発電所ではすでに6基の原子炉が稼働中ですが、新たに2基が建設中で、さらに2基の建設が予定されています。
合意書は、新たな原子炉の建設と関連して、文化、観光、環境、教育、医療分野の支援が盛り込まれていて、韓国水力原子力は蔚珍郡に対して、支援金合わせて2800億ウォンを一括支給することにしました。
これでハヌル原子力発電所では2022年までに合わせて10基の原子炉が稼動することになります。
署名式には、鄭烘原(チョン・ホンウォン)国務総理も出席し、「原子力発電は避けられない選択だ」としてうえで、「蔚珍郡に対して政府レベルの支援をさらに強化したい」と述べました。