今年4月16日、韓国南西部で起きた旅客船沈没事故で、ソウル市庁前の広場に設けられていた焼香所が撤去され、 新たに、市庁の建物中に常設の追悼空間が 設けられました。
ソウル市庁前の広場にある焼香所では、21日午後、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長や遺族らが出席し、最後のお線香をあげて献花しました。
ソウル市は、焼香所を撤去し、市庁の図書館3階の記録文化院の一角に常設の追悼空間を設け、6か月間焼香所を訪れたおよそ35万人のメッセージや写真、旅客船の出発から事故発生までの様子を描いたイラストなどが展示されています。
朴元淳市長は、「この事件は一時的な記録で終わってはならない。中央政府または安山市で正式の追悼空間を設けない場合は、ソウル市が博物館などの記念空間を設ける」と述べました。