韓国の既婚女性の5人に1人は、結婚、出産などで専門的な仕事の経歴が途絶えていることがわかりました。
統計庁が26日、公表したところによりますと、ことし4月の時点で、15歳から54歳までの既婚女性 956万人のうち、22%にあたる214万人が専門的な仕事の経歴が途絶えているということです。
仕事をやめた理由としては、結婚が38%でもっとも多く、育児が29%、妊娠と出産が20%の順でした。
しかし去年に比べると、結婚のために退職した人は8%減少したのに対して、育児は10%、妊娠と出産は5%増え、子育ての負担が年々増していることがうかがえます。
企画財政部の関係者は、「育児のための退職が増えたのは、働く女性への保育支援が足りないことを示唆している。今後、保育支援を見直すほか、パートタイムの雇用を増やすなど、女性のキャリアが途絶えるのを防ぐ対策を講じる」と話しています。