アメリカ・ミズーリ州ファーガソン市で、黒人青年を射殺した白人警官が不起訴となったことで、大規模な抗議デモが続く中、現地の韓国系住民に被害が出ています。
現地のセントルイス韓国人会が26日に明らかにしたところによりますと、ファーガソン地域の韓国系住民が経営するおよそ20店舗のうち2店舗が全焼し、7店舗のガラスが割られて商品が略奪されるなどの被害に合い、被害額は200万ドルを超えると推定されるということです。
韓国系の商店は、ファーガソン警察署につながる大通りに集まっていて、美容材料店、携帯電話販売店などがほとんどです。
警察は、現在、この大通りを完全に封鎖し、店の営業をしばらく中断するよう勧告していて、営業再開のめどは立っておらず、被害はさらに膨らむものとみられています。