韓国と北韓、それにロシアが進めている「ナジン・ハサン開発プロジェクト」のモデル運送として、ロシア産の石炭が、北韓東海岸の羅津(ナジン)港を経て、29日朝、韓国南東部の浦項港沖に到着しました。
統一部の関係者によりますと、ロシア産の石炭4万500トンがロシアのハサンから鉄道で北韓の羅津港を経て、29日朝、韓国の浦項港沖に到着し、来月1日に韓国の鉄鋼大手POSCOに運ばれるということです。
ロシア産の地下資源が北韓を経て韓国に輸入されるのは初めてで、従来のロシア極東ウラジオストクからの航路と比べて物流費用が10~15%節減できるものと期待されています。
ナジン・ハサン開発プロジェクトは、ロシアのハサンと北韓の羅津間の鉄道や羅津港の港湾施設を近代化するもので、韓国からは、鉄道公社コレール、鉄鋼大手POSCO、現代商船による企業連合が加わっています。