原油価格が大きく値下がりするなか、OPEC=石油輸出国機構が27日、原油生産の水準を現行どおりに維持することを決めたのをうけて、首都圏では、ガソリン価格がさらに値下がりし、1リットル1500ウォン台のガソリンスタンドが続々と登場しています。
韓国の首都圏でガソリン価格が1リットル1500ウォン台に値下がりしたのは、2009年以降初めてです。
韓国石油公社の原油価格情報システムによりますと、ソウル郊外の軍事境界線に近い京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市など5つのガソリンスタンドでは28日からガソリン価格を1リットル1500ウォン台に一斉に値下げしました。
原油価格が下がると、消費者物価が下がって消費が増え、企業の収益性が向上して生産と投資の増加につながることから、専門家は、国際原油価格が10%下落すると、韓国の国内総生産は0.27%増加するという見方を示しています。