故金大中元大統領の李姫鎬夫人の北韓訪問が事実上来年に持ち越されました。
金大中平和センターの関係者によりますと、寒さが厳しくなる時期でもあり、李姫鎬夫人の健康などを考慮して、年内の北韓訪問を控えることを決めたということです。
李姫鎬夫人は今年93歳で、10月には肺炎で入院したことがあり、医師らは寒さなどを理由に年内の北韓訪問を 控えるよう述べたということです。
一方、今月17日には金正日国防委員長の3周忌に当たることから、李姫鎬夫人としてはこの時期を避けたいとの意図があり、また、北韓に対するビラ散布や国連で北韓人権決議が採択されるなどして、南北関係が冷え込んでいることが、年内の北韓訪問を取りやめることにつながったとの見方も出ています。