韓国の東の海、東海でイカの漁獲量がここ数年大きく減少しているのは、北韓の海域で中国漁船が底引き網でイカを乱獲していることが影響しているもようです。
海洋水産部が1日、発表したところによりますと、韓国でのイカの漁獲量は、おととしは10万2900トンでしたが、去年は8万4800トンと18%も減りました。
ことし1月から11月までの漁獲量は7万8600トンで、このままでは、ことしも去年と同じ水準になる見通しです。
これは、北韓側の東海で入漁権を獲得している中国漁船が、北韓の海域から韓国の海域に移動するイカを底引き網で乱獲したことが背景にあるとみられます。
韓国ではイカを釣っているのに対して、中国漁船は底引き網を使って稚魚も獲っているため、漁獲量の減少をもたらしています。