北韓との軍事境界線に近い韓国北西部の京畿(キョンギ)道金浦(キムポ)市の愛妓峰(エギボン)展望台にクリスマスツリーが設置され、イルミネーション点灯が行われることになりました。
国防部のキム・ミンソク報道官は2日の定例記者会見で、「韓国キリスト教総連合会が、南北の平和を祈願するため、今年のクリスマスの前後に愛妓峰展望台にクリスマスツリーを設置し、イルミネーション点灯式を行いたいと要請してきた。宗教活動を保証するために、要請を受け入れた」と述べました。
愛妓峰展望台には、1954年に鉄の塔が建てられ、ほぼ毎年のようにクリスマスに点灯式が行われていましたが、今年10月に韓国軍の海兵隊が老朽化を理由に撤去しています。
今回、クリスマスツリーが設置されるのは、その鉄の塔が立っていた場所で、今月23日から来年1月6日まで2週間点灯されるということです。
北韓は、これまでもクリスマスツリーの点灯に、砲撃を加えるなど、反発していることから、今年も強く反発するものとみられています。