たばこの値上げに関する法律が国会で可決されましたが、たばこの値上げによって成人男性の喫煙率がいまの42%から2年後には35%に下がるという試算が出され、関心を集めています。
保健福祉部は2003年から去年までに、国の健康診断を受けた成人男性5700万人あまりのデータを分析し、2日に発表しました。
それによりますと、1箱2500ウォンのたばこ価格が、たばこ税の引き上げによって来年1月から4500ウォンになれば、成人男性の喫煙率は、いまの42%から2年後の2016年には、35%に下がるとしています。
成人男性の喫煙率は、2003年に49.4%でしたが、たばこが値上げされた2005年には43.9%に、翌2006年には42.3%にさらに下がり、この間の下落幅がもっとも大きくなっています。
保健福祉部は、2005年から2006年にかけてたばこの値上げ以外に喫煙率を下げる政策は取らなかったので、たばこの値上げが喫煙率の低下をもたらしたとみています。
保健福祉部は、たばこの値上げとともに、写真入のたばこ警告表示を進め、成人男性の喫煙率を2020年までにOECD=経済協力開発機構の平均の29%にまで下げたい考えです。