韓国軍の海外派兵に関する法律が初めて制定されました。
これまでは、国連平和維持活動参加法に基づいて、国連の平和維持活動に参加するために韓国軍を派兵していましたが、新たに制定された海外派兵に関する法律は、国連の平和維持活動のほかに、特定国家の要請がある場合も派兵することができるように定めています。
また、派兵部隊の任務は、これまでは国連が定めた範囲としていましたが、新たな法律は国家の安全と国際平和維持と定めています。
派兵の対象や任務の範囲が拡大されたことになりますが、派兵の規模や期間はこれまでのように国会の承認を得る必要があります。
韓国軍はこれを契機に海外派兵部隊を常設運用することを検討しています。
一方、新たに制定された海外派兵に関する法律については、各種の国際紛争に巻き込まれる可能性が高まるとして、反対する声も出ています。