北韓は3日、国連総会第3委員会が先月採択した北韓の人権についての決議を主導した日本を非難しました。
朝鮮労働党機関紙の「労働新聞」は、論評で日本がこの決議を「操作」したと主張し、日本人拉致問題をめぐる日朝協議でも、北韓が関係改善の努力を行っているにもかかわらず、日本は敵対的な態度を取ったと指摘しました。
北韓は、日本との間で拉致問題などについて交渉することで合意した5月以降、日本に対する非難を自制してきましたが、決議採択後、非難の度合いを強めており、今回は過去の交渉にまで言及しました。
これは日朝協議を進めているなかで、日本が決議の採択を主導したことに対する反発であるとともに、日朝協議に進展がみられないことに対する不満を間接的に示しているのではないかとする見方も出ています。