景気低迷が続いているなか、韓国の大企業はことし1月から9月まで、設備投資を10%減らしているものの、研究開発への投資は、6%増やしたことがわかりました。
企業の経営を評価するサイトの「CEOスコア」が韓国の上位30の財閥グループの系列会社254社を対象に調べたところ、ことし1月から9月までの設備投資の規模は、合わせて65兆3700億ウォンと、去年より10%減少しました。グループ別に見ますと、三星グループが17%、現代自動車が10%、鉄鋼大手のPOSCOが49%、LGは1%、それぞれ減少しました。
一方、研究開発への投資は、26兆4800億ウォンと、去年より6%増えました。
これは、大企業が設備投資は減らしているものの、今後の新たな収益源の創出には積極的に乗り出していることを示唆するものとみられます。