韓国人の10人に7人は、北韓との統一が必要だと考えていることがわかりました。
統一研究院が4日に発表した、全国の成人男女1000人を対象に行ったアンケート調査の結果によりますと、回答者の69.3％が「統一は必要」と答えました。
統一が必要な理由としては、「同じ民族だから」を挙げた人が36.9％で最も多く、次いで「戦争の脅威をなくすため」、「離散家族の苦痛を解決するため」、「先進国になるため」などの順となっています。
統一がもたらす利益については、「国の利益になる」と答えた人が60.5％、「自分の利益になる」と答えた人は34％でした。
また政策別では、「南北の合意内容は政権が交代しても継承する」「犠牲があっても開城工業団地を維持する」「北韓の人権問題を継続的に監視する」の支持率が高く、「南北関係の改善より韓米同盟の強化が重要」「韓国も核兵器を保有すべき」については、賛否が分かれました。
そして統一後に優先すべき目標としては「経済成長」を挙げた人が38.2％で最も多く、「安全保障」、「社会の安定」の順でした。