アメリカのオバマ大統領は5日、辞任を表明したヘーゲル国防長官の後任にアシュトン・カーター前国防副長官を指名し、北韓政策への影響が注目されています。
オバマ大統領は5日、記者会見で、カーター氏について「安全保障分野の第一人者の一人とみなされている」と強調しました。
カーター氏は、ことし60歳、クリントン政権で国防次官補を務め、オバマ政権発足直後の2009年4月には国防次官に就任、2011年から2013年には副長官も務めています。
北韓問題については、 限定的な先制攻撃論を主張するなど、「強硬派」として知られているものの、北韓が非核化に協力した場合、経済制裁の解除や米朝関係の改善などを主張しているため、今後、対北韓政策にどのような影響を及ぼすか注目されています。
カーター氏は、議会上院での承認を得られれば、国防長官に正式に就任することになります。