韓国政府は、離散家族再会や北韓に対する制裁の解除について、北韓との間で協議を進めることを検討していることがわかりました。
政府関係者は5日、離散家族再会事業について、離散家族の高齢化が進んでいて、これ以上遅らせることができないとして、離散家族再会と関連して北韓との対話に意欲を示し、北韓に対する経済制裁措置の解除については、北韓の責任ある措置が先行する必要があるとの既存の立場を再確認しながらも、南北当局間の対話を進める過程で意見交換が進めば、解決できるだろうとしました。
この関係者は、離散家族再会事業と北韓に対する制裁解除を直接関連付けませんでしたが、離散家族再会事業についての協議を進める過程で、制裁措置の解除についても話し合う可能性があることを示唆したものと受け止められています。
韓国政府は2010年3月の海軍哨戒艦沈没事件を受けて、5月から北韓に対する経済制裁措置を取っていますが、北韓は制裁措置の解除を重ねて求めています。